人類の誕生とプラセンタの歴史
プラセンタは「胎盤」という意味ですが、「胎盤」という言葉を聞くとどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。この言葉を聞いて栄養豊富だというように思い浮かべる人は少ないでしょう。胎盤は胎児を育てるための器官です。ですから出産すると胎児と一緒に排出されますが、この胎盤を捨ててしまうのは人間だけだということをご存知でしょうか。胎盤を持っている生物は哺乳類だけですが、人間以外の哺乳類は輩出された胎盤を母親が食べてしまいます。
この理由としては、においによって天敵に見つかってしまわないためだというような説もありますが、実はこの胎盤には非常にたくさんの栄養が含まれていて、出産後の弱った体の栄養補給に役立っているのだとも言われています。人間はいつからこの胎盤を捨てるようになったのでしょうか。
実は、原始時代には人間も胎盤を薬として用いていたといわれています。これはある研究によって分かったことですが、原始時代の住居跡から胎盤が発見されているのです。医学というものがまったくなかった時代ですが、胎盤が薬になるということはすでに人類は知っていたのです。最近になって胎盤のエキスであるプラセンタがやっと流行してきましたが、これは新しいものではなく、原始時代の人類が知っていたことなのです。
いつの時代からか胎盤は穢れたものとして扱われるようになりました。自然に対する恐れなどが多くの迷信や偏見を生み出しましたが、このようなことから胎盤が用いられなくなったのでしょう。現代でもへその緒を記念に残すことがあります。数世代前くらいまでは、へその緒も薬として用いていたといわれています。大きな病気にかかったときにはへその緒を薬として使ったといいますが、これも現代のプラセンタに共通するものだと言えます。
プラセンタには非常に多くの栄養素やホルモンなどが含まれているという事実が解明されたのはまだまだ最近のことです。ましてやプラセンタが美容に良いと騒がれ始めたのは数年のことでしょう。しかし、医学的に解明されたのが最近のことなだけで、実は人類が人類になりきったかどうかというような原始の時代からすでにプラセンタは用いられてきたのです。